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愛媛FC/石橋監督/南宇和はなぜ強く

愛媛FC関連
----------なぜ強くなったか?-----------
  南宇和高校のサッカー部の石橋監督より

 石橋監督より、「なぜ南宇和高校サッカー部が全国区として強くなったか」「なぜ南宇和がサッカーのまちとして全国的に名を馳せたか」というお話を以前TVで見る機会があった。

 第1に指導者の優れたパーソナリティ。何よりサッカーに対する情熱、熱い熱いハートがあること。

 第2にハード環境(施設・設備)が重要だと感じられた。
 南宇和には公式戦のできるサッカーグランドが3面もあり、今ではJリーグの名古屋グランパスがキャンプに来たり、全国の高校サッカーの有名校が集まり大会を開催している。このように環境が整ったのは高校選手権で全国に名をはせてから(1990年に全国制覇)高校や地元県、町が施設整備に力を入れてくれたためだと分析している。

 第3に、ソフト(育成ノウハウの蓄積)環境が重要で、いい指導者がいて、幼年代からの一貫した育成・指導体制がある事は素晴らしい。
 石橋監督によると、監督の指導を受けた卒業生が、地元の小中学生にサッカーを教える。そして、その子供達が南宇和高校に入学してサッカーをする。この循環がますます強くする。とても小さな町にも関わらず南宇和出身のJリーガーも何人もいます。


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    石橋智之 先生 Jリーグ入りを目指すJFL 愛媛FC 監督さんについて
石橋智之(いしばしさとゆき)先生 1955年 愛媛県宇和島市生まれ。 (先生と付けたのは生涯教師として生きていくという石橋先生の信念に敬意を表して)以下転載なのですが

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 石橋智之先生は、1990年、南宇和高校監督として高校選手権で全国制覇。多数の教え子をJリーグに送り出している。現在、全国でも有数の進学校愛光学園サッカー部監督、愛媛FC総監督。
 今でこそ南宇和高校と聞けばサッカーをすぐに思い浮かぶが、一時期は野球部も強く2度甲子園にも出場している。石橋監督が赴任した頃である。南宇和郡は愛媛の端っこ、少し行けば高知県である。いわゆる’交通空白地帯’と言われ、松山からでも車で3時間はかかる。この南宇和高校に赴任した時石橋監督は「目標は全国優勝です」と大ぼらを吹いたと言う。しかし10年目にして、高校サッカーの頂点に上りつめたのである。はじめの3、4年はスパルタ式の指導。練習時間も非常に長かった。これで愛媛では優勝できるようになった。しかし何か違う。そう感じたのは選手が大学、社会人になってサッカーを続けていないことに気付いたからである。そこから練習時間を90分に限定。後は選手の自主性に任せた。これでも、強くなれたのはJリーグの理念である’地域密着型のクラブ組織’の原型が南宇和にはあったからだと言う。

 南宇和高校が全国優勝した時の話。
 地元への帰り方のエピソード。本当は飛行機で帰る予定をわざとキャンセルして、新幹線(東京-神戸)、船(神戸-松山)、マイクロバス(松山-南宇和)を使って帰郷した。飛行機で帰郷していれば6時間くらい。しかしこの方法で帰郷すれば船で一晩を過ごし松山からでも延々3時間車に揺られるのである。これは南宇和郡のPRというか、いかに遠い所にあるのかを知ってもらうためだった。予想通りマスコミを引き連れての移動。東京の人からすれば民家すらも殆ど無い地域に感じただろう。(実際モノスゴイ田舎です)
 南宇和高校の全国制覇を機に、高校サッカー界では有名になった石橋監督だが転機が訪れる。Jリーグから指導者としてのオファーも実際あったらしい。しかし石橋先生の「教師として生きていく」という信念が・・・。こんな時、私立愛光学園から話がきた。一部には何千万というお金を手にしたとかいう話が流れたが、実際は’来たいんだったらどうぞ’という感じだったらしい。もちろん全くお金はもらっていない。進学校の愛光学園では別にサッカーで勝つことは要求されていないのである。それと時を前後して愛媛FCに技術委員長として参加して欲しいという話も舞い込んでくる。クラブ特有の自由な雰囲気の中で、指導者として培ってきたノウハウを生かせる場、選手の才能を十分に伸ばしてやれる。これで高校とクラブの両立となるのである。大いなる可能性を求めた挑戦だった。

 現在、サッカーでは(サッカーだけではないが・・・)弱小だった愛光学園が愛媛県でベスト4に残るくらいの力をつけている。練習時間は1時間程度。しかも部活動は2年生までという条件の中でです。ユースチームも全国でトップレベルになっている。石橋監督の次の目標は愛媛にJリーグを作ること。これは行政、企業のバックアップが絶対必要とされる。今の悩み?はJFLに入り、やはり資金が必要ということらしい。「難しいからできない」ではなく「問題はそのために何をするのか」という言葉が印象的だった。
 石橋監督の新しいチャレンジ、応援してます。
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